20.10.16

パリの中で美術を感じる場所へ〜ゲルニカが生まれた場所


ゴッホやルノワールといった画家が「絵に描いた場所」が、今も昔の面影を残したまま残っているのも、パリの魅力の一つだと思っています。

パリで過ごす一年の間にやりたいことの一つに、そういった絵画にゆかりのある場所をめぐること、もあります。


今回は、ピカソが「ゲルニカ」を描いたアパルトマンを訪ねてみました。

きっかけは、渡仏前に読んだ原田マハ『暗幕のゲルニカ』。
ゲルニカに戦争へのメッセージが込められていることは知っていましたが、
パリで描かれたことや、マドリッドの前はニューヨークのMOMAへ預けられていたことも、
この本を読んで初めて知りました。


ピカソがゲルニカを描いたのは、グランオーギュスタン通りにあるアパルトマン。

この通りは、パリ左岸にあって、セーヌ川にほど近い、細い通りでした。

近くにサンジェルマンデプレなどがあるのですが、とても静かで、人通りも少なく、
小説の世界が蘇ってくるような気持ちになりました。




RUE DES GRANDS AUGUSTINS

思ったより、細い、裏路地のような道でした。

7番地のこのアパルトマンが、ピカソがゲルニカを描いた場所


パリの歴史的な建造物によく付いているプレート。ピカソが1937年にここでゲルニカを描いた、というようなことが書かれています

門で閉ざされた隙間から、アパルトマンを覗いてみました。この2・3階部分をぶち抜きでアトリエにしていたそう。今も人が暮らす、生活の匂いがしました。

この写真を撮るためだけに持ってきた、ゲルニカのポストカードと。このカードは、現在ゲルニカが展示されている、王妃ソフィア芸術センターを訪れた際に購入したもの。ミニサイズのレプリカだけど、戻ってきたよ!



しばしこのアパルトマンを見ながら、ぼおっとしていました。
そこかしこに、ピカソの面影が残っているような、ふとそこにピカソと、ゲルニカを描いた当時恋人で、ずっと近くで制作を見守ったドラマールが、腕を組んで歩いていそうな、
不思議な感覚でした。


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