22.2.17

南仏旅行記〜Saint Remy de Provence

さて、アルル滞在の二日目は、バスで1時間ほどのところにある、
サンレミドプロヴァンスに行ってきました。

事前に、こちらのページで、アルルからサンレミへのバスの時間を調べておいたのですが、
バス停がイマイチわからなかったので、観光案内所で聞いておきました。

旧市街の城壁の南の外側にある観光案内所。とても親切に教えてくれました。
でも、教えてもらった場所のバス停に謎の貼り紙があったので、
結局、駅のバス停から乗ることに・・・

この時期は閑散期だからか、1日3往復しかバスが走ってませんでした。

54がサンレミを通過するバス
バスに乗ったら、運転手さんに行き先を伝え、運賃2.5ユーロを払います。

サンレミでは、Republiqueという停留所で降ります。
帰りも同じバス停から乗るので、場所を忘れないようにして、旧市街の南へ行ったところにある、ゴッホが入院していたサンポール療養院へと向かいました。

道すがら観光案内所があり、そこでも地図がもらえますが、ちょうどお昼休みでしまっていたこともあり、事前に観光局のページでダウンロードしておいた地図を見ながら歩きました。

こういった地図です

療養院までの道には、こういった立て看板がいくつかあり、ゴッホが絵を描いた場所を偲べるようになっている
・・・のですが。
実は、この地図の「ゴッホがここでこの絵を描きました」というルートと立て看板は、数年前に変わってしまったそうなのです。
つまり、今の地図と立て看板は、実際に絵が描かれた場所とは無関係の場所にある、ということ・・・

昔の地図の写真をネットにアップされていた方がいたので、それらしい道を探したのですが、
私有地につき立ち入り禁止、の看板が多く、結局見つけることはできませんでした。
なぜ変えてしまったんだろう?
意味がなくなってしまう気がするんだけど・・・

とはいえ、こういった「それらしい」道を見ると、ゴッホもここを通ったかもしれない!と興奮する気持ちを抑えられませんでした。
道には、「Vincent」のしるし


サンポール療養院は現在も病院として使われていて、ゴッホの生活していた一部が一般公開されています。
ついに、ゴッホが入院していた部屋へ。
石造りの建物は、小さくて寒々しい感じ・・・

ゴッホがいた部屋(の再現?)。部屋の入り口から見ると、小さい!って思ったけど、実際入ると意外と広かった。
部屋の小さな窓から見た外の世界。どんな気持ちでここから見える景色を描いてたのかな・・・
当時使われていた拘束具など。ゴッホが生きていた時代、精神病院に入院する、ということがどうことだったのか想像して、ちょっと怖くなりました・・・

療養院で見ることができるのは、このふた部屋と、それに続く階段、ゴッホの部屋から見えた庭?畑?でした。
お天気が悪かったからか、怖い想像をしてしまったからか、なんだか悲しい気持ちになりながら療養院を後にしました。


バスの時間まで少しあるので、サンレミの旧市街も散策しました。

こじんまりして、かわいい街でした



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